緊張について
今日は緊張について書いてみたいと思います。
私自身とっても緊張するタイプで、緊張について下手に考えたり、話したりすると余計に緊張してしまうから意識させないでーって思ってたほど緊張します。
今はそこまでではないけれど、やっぱり緊張します。
私自身は緊張するのでメンタル的アプローチを研究してやってみたり、緊張や身体の使い方に関することも楽器演奏や音楽性と等しく若いうちから学ぶ必要があったんじゃないかと考えているのに、
ふと、生徒さんに緊張に関してまともなアドバイスをしたことないなと思い、書いてみることにしました。
緊張は誰でもします。
でも緊張していても身体を柔らかく使うよう訓練することはできると思います。
そのためには力を抜くことです。
緊張はしていてもいいです。
頭が緊張を感じる=危険を感じると人間は身体を強張らせて身を守るようできているそうです。
でもこれは錯覚しているだけで、舞台の上は本当に危険なわけではないですよね?
舞台の上はお客様と音楽を共有するうっとりする場所です。
本番前、緊張すると頭がパニックになってしまうので、あらかじめ少なくとも前日までになぜ緊張するのか考えて心の中を整理しておくといいと思います。
何が緊張に繋がっているのか、何に対して危険を感じるのか、どうなることが怖いのか、何が嫌なのか、
とにかくなぜ緊張するのかを全て紙に書き出してください。
書き出すことで緊張が整理できます。
書き出したら一度冷静になって客観的に読んでみてください。
あなたの書いたことは本当のことですか?
過剰な自意識が入っていませんか?
書いてみると意外とそんなもんかって感じがしませんか?
まだ対処できることはありませんか?
書き出したひとつひとつのことに、第三者として相談に乗ってあげるつもりで回答してみてください。
例えば、
「間違えて人に下手くそって思われるのが怖い」
と書いたとして、それを書いたのが他の誰かだったとしたら、あなたはなんて声をかけますか?
「 」
きっと人を痛めつけるような方向の言葉が浮かんだ人はいないと思います。
こうやってひとつひとつの不安に客観的に答えていくと緊張した心の中を整理できます。
緊張する理由が客観的に分かるだけで、緊張がぐっと減ります。すると心が少し軽くなるはずです。
ぜひ一度やってみてください。
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